第33回 個人の財布 と 会社の財布

ざっくりとした話ですが、

個人のお客様に商品やサービスを提供する B2C

企業のお客様に商品やサービスを提供する B2B

ここに意外と意識されない決定的な違いがあります。

どのような違いがありますか?


もちろん提供する商品やサービが違います。

これが最大の違いでしょうか。

もちろん、A社のABC-1というボールペンがあったとして、

同じボールペンを

文房具店から個人のお客様が買う、

商社から企業というお客様が買う。

ということはありますが重箱の隅はつつかないように。


もう一度、

B2C、B2B 、

提供する商品やサービス以外にどのような違いがあるでしょうか。

アプローチの方法が違う、総金額が違う、契約書がある・・・・

色々あることと思います。


しかし意外と気が付かれていない大きな違いがもう一つあります。

それは財布の違い。

タイトル通り、個人の財布と会社の財布には大きな違いがあります。


違いがあるということは

アプローチ方法、提案方法などにも大きな違いがあるということです。

では、個人の財布と会社の財布にはどのような違いがあると思いますか。


もちろん色々あるとは思いますが、

一番大きな違いは上限を超えられるかどうかです。


今月は2回も呑みに行ってしまったからゴルフはパス、

年末年始は温泉旅行に行くから、クリスマスは我慢、

新しいブランドバックを買ったから、コートは去年のもので、

新しいスーツをカード分割で買ったから毎日お弁当を作ろう。

個人の財布には上限があり、

これを超えていろいろ買うということは

基本的にできない、ですよね。


だから金利手数料無料の分割払いとか、

バックを買ってくれたらコートが10%OFFクーポンあげますとか。

限りある原資を他に流れないように工夫したり

上限までのわずかな金額で購入できるように分割払いを設定したり。

アプローチや提案はこんな形になります。


これに対して企業の財布には

上限を大きく超えて商品やサービスを購入することができる、

という不思議な制度があります。

これが投資です。


今月、今期はここまでしか余力がない。

これを超えての支出は予定の収益を割り込んでしまう、赤字になってしまう。

という状況でも、大きな金額の商品やサービスを購入できる。

なぜか?

これは将来にわたっての投資であり、

将来大きな利益をもたらしてくれるものである。

という考えのもと実行することができる制度、

投資ができるからです。


もちろん個人であっても自己投資という形や、

借金をしてでも株を買って将来大儲け、

ということもあるいと思いますがちょっとっ違いますよね。


このように投資という制度を利用するのであれば、

企業に対するアプローチや提案は変わってきますよね。


当たり前すぎるのか

以外に意識されていないB2C、B2Bの違いです。

いかがですか、

それほど大きな問題でもないのかもしれませんが、

ちょっと意識してみるのも面白いかもしれません。


個人の財布 と 会社の財布

についてでした。







共立アイコム課題解決部

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