第22回 価値観の共有 追記

\\\\前回

ブランディングとは

製品、サービスをユーザーのみなさんと同じ考え方、視点、価値観で共有することです。

そして共有されたものがブランドです。

とお話させていただきました。


もう少し詳しくとか、もう少し具体的にというご意見をたくさんいただきました。

すみません、説明下手なうえに文章もわかりにくくて。

(できれば直接お話させていただきたい内容です、と言い訳です)


「製品、サービスをユーザーのみなさんと同じ考え方、視点、価値観で共有する」

例えば

普通に良くつかう乾電池、

単3電池などは電気店やホームセンターだけでなく

スーパーマーケットやコンビニ、キオスクでも売っています。

そして100円均一ショップでも売られているメジャー商品です。


ところで、この乾電池、売っているお店によって

取扱メーカーはまちまちです、

もちろん販売価格もまちまちです。

実はこれがブランディングの基本になります。


(完全に仮定での話ですよ)

同じ規格(例えば単3アルカリ4本パック)の商品を

電気量販店、ホームセンターでは

A社品398円・B社品348円

スーパーマーケットでは

B社品368円

コンビニでは

B社品398円

キオスクでは

A社品420円

100円均一店では

C社品100円

で販売していたりします。

俗っぽい説明をすると

A社=誰もが認める一流と言われるメーカー

B社=普通に誰でも知っているメーカー

C社=ん?聞いたことないメーカーだ

という感じだと思ってください。


普通なら同じ規格の商品ですから最も安い

100円均一店で買うのが普通、となりますよね。

しかし家電量販店やコンビニ、キオスクでもよく売れている。

これはなぜでしょう。

例えば

コンビニ、24時間いつでも便利に買えるから多少高くても仕方ない。

キオスク、営業や通勤途中本当に困っているときだから買えるだけありがたい。

スーパーマーケット、毎日の買い物のついでにそこそこの値段で買えて楽だ。

こんな理由で100円均一店の販売価格100円を大きく上回る価格でも、

多くの方が同じ規格の乾電池を買っていかれます。


これが

考え方、視点、価値観の共有になるわけです。

そしてそれがブランドです。

24時間購入可能だというブランド、

駅でついでに購入できるというブランド、

わざわざ出向かなくても食品と一緒に買えるというブランド、

この価値=ブランドに100円以上のお金を払うのです。


いかがでしょうか、

ブランディングとは

製品、サービスをユーザーのみなさんと同じ考え方、視点、価値観で共有することです。

そして共有されたものがブランドです。

という説明についてご理解いただけたでしょうか。


もう一つ踏み込むと

先ほどはシチュエーションなどについて説明させていただきましたが、

商品そのものについてはどうなるでしょう。

A社という誰もが認める一流メーカーの乾電池なら

液漏れなどで電化製品側を壊すこともないだろう、

ここの商品なら安定して電気を送ってくれそうだ、

何かあった時でもきちんと対応してくれるだろう、

だからわざわざ電気量販店まで行って398円払う価値がある。

A社もこのように思ってくれる製品を丁寧に全力で作る。

これが考え方、視点、価値観の共有ですよね。


同じように

旅行に行くときの緊急用だから、

(例えば)テレビのリモコン用だから、

などの理由で100円均一店のC社の100円の乾電池を買う。

C社としては事故がないようにかつ最低限のコストで製造して

100円で販売することができる商品を作る。

これもが考え方、視点、価値観の共有ですよね。


そしてこれがそれぞれの会社のブランドになります。


う~~ん、やはり文章では説明が難しい。

まだよくわからないというご意見であふれそうです。

申し訳ございません。


ホームセンターでかなりしっかりしたカバンが3,980円で売られていた。

大きさや機能などほとんど変わらないけれど、

セレブや有名芸能人が良く使っている

ヨーロッパの老舗メーカーの商品は100,000円で売られている。

老舗だからブランド、

高額品だからブランド

セレブが使っているからブランド

ではないです。

使う人(購入する人)は、そのかばんに100,000円の価値を認めたのでしょう。

ではどこの価値を認めたのでしょう。

老舗だから、使いやすいから、丈夫だから、デザインが良いから・・・

もしかしたら

有名なあの人が使っているから、

これを持つとハイソな感じに見えるから、

なんていう価値を求めた人もいるかも知れません。

もうお分かりですよね、これがブランドです。


今回は本当に長々と分かりにくくすみませんでした。


さて前回の宿題

ここまでご理解いただいたとしたら

あなたは何をすればよいのか?

つぎから一緒に考えていきましょう。

に話を戻していきます。


共立アイコム課題解決部

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