勘と経験はすごいけれど危険

4月も半ば、新入社員のみなさまもなんとなく緊張がほぐれたころでしょうか。社会人という生活が楽しかったり、びっくりしたり、ちょっと疲れたりだと思います。先輩たちの素早い仕事ぶりをまじかで見て少しだけ心配になってしまった方もいらっしゃるかもしれません。

で、頼れる先輩であるみなさんに少しだけお話しさせていただきます。2年目ではまだまだ難しいかもしれませんが、ベテラン社員さんになると「勘と経験」で物事をスムーズにこなしていくことありますよね。このようなコラムではほとんどの場合「ベテランの勘と経験は危険だ」とか「商売は科学だ」なんてことで、勘と経験を否定する内容が多いような気がします。でも勘と経験て案外大事ですから使えるツールはどんどん使ったほうが良いと思います。

残念なのは勘と経験に頼ることではなくて、勘と経験というノウハウが各個人の頭の中にだけ保管されているということ。この勘と経験というノウハウを箇条書きでもよいので紙に書いて(パソコンなどに保管して)残したら立派な参考書になると思います。もちろん誤ったノウハウも記録されますから会社のどなたかの責任で添削修正削除加筆は必要になると思います。でも勘と経験が記録に残ればその会社は大きな財産を持つことになると思います。今風にいうとSFAなんでしょうけれど、勘と経験てSFAには記録されないことが多いですよね。貴重なノウハウという財産を大事にしたいものです。

ただ、時々はその間と経験知からくる結論が間違っていないか確認してください。なぜか?聞いた話の受け売りで申し訳ないのですが、今風のMAでお客様のセグメントをしていた時、MA会社の若いコンサルさんの言う通りしていたら・・・・といった話が合ったようです。

スマホ、特にiPhoneに拠った施策を打つ時、20代~40代男女に限定してプロモーションをかけることになったそうです。これってなんとなく正しいセグメントに思えますよね。でも本当に50代、60台を抜いてもかまわないでしょうか。

iPhoneがソフトバンクから本格的に日本で発売され、広まってきたのは2010年です。いまから23年前、とすると55歳のあの人は32才、仕事んいも金銭的にもノリ具合的にも今現在iPhoneユーザーである可能性ってめっちゃ高くないですか。60才だって同じです、iPhoneが急速に広まった時、脂の乗り切った40才だった可能性だってあります。ということは(内容にもよりますが)iPhoneに拠った施策を打つ時、50代、60代の皆さんを外して本当に大丈夫でしょうか。いかがですか、このような勘違いは意外と勘と経験から来たりします。

小うるさい話をしてすみません、ベテランの皆様ここで一度立ち止まってみるのも良いかもしれませんね。

共立アイコム課題解決部

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