第8回 D(誰と)X(一緒にやるの)? 2

こんにちは、鈴木です。


第7回まで見ていただいた方、誠にありがとうございます。ここから御覧頂いた方もありがとうございます。面白いなと思っていただけたら他の記事も読んでみてください。

さて、第7回の復習になりますが、第7.8回では、これから御社のDXを検討したい、一緒に色々考えたい。ときに、誰と(D)一緒にやるの?(X=クロス)を考えています。小難しい話ではありません。コミュニケーションの話です。

第7回では、「本音でぶつかり合う」ことについて触れさせていただきました。DXではこの本音で御社の課題を炙り出せるかどうかが成功の第一歩です。綺麗事だけではせっかく頑張って取り組んできたことも前提からひっくり返されてしますか。他の社員の賛同を得られず、尻すぼみしていきます。


「本音でぶつかりあえる」かどうかは、非常に簡単で、日頃のコミュニケーション次第です。いつもコミュニケーション取っているよという方こそ、もう一度見ていただきたい内容です。(私の失敗談入っています。ご期待?ください。)

 私の会社では営業活動をシステム的に管理していて、日々の活動を管理しています。導入当初、しばらく活動のない顧客について部下を呼び「行ってみたら」の一言。うーん、書きながら非常に良くないですね。部下は上司の指示ですから当然訪問しますが、結果は不発。なぜかともう一度今度は部下としっかり時間をとって聞いてみると、「お客様の課題が掴めていない」「提案活動が的はずれな気がして、訪問がしんどい」ということが本質でありました。結果、もう一度部下と同行訪問をさせていただき、一緒に課題のヒアリングから営業活動をリスタートし、無事、提案、受注をさせていただきました。

 今回のこのケース、「コミュニケーションを取っていると思いこんでいた上司」、「相談ができなかった部下」と、すでにコミュニケーションが破綻していますね。システムが導入され、日々様々な報告事項や数字が上がってくるので、上司はそれでコミュニケーションが完結していると思い込み、今まで取っていた”リアルコミュニケーション”が少なくなっていた結果、適切なマネジメントができず、部下のモチベーションも低下していたという状況です。

 システムは「情報の見える化」はできますが、このような質的な情報は置いてけぼりになってしまいがちです。日々のちょっとした会話や積み重ねが、指摘しあえる関係構築の第一歩で、思い返してみれば、新入社員時代によく夜まで残っていると営業部長に肩をポンと叩かれ、「今日はどうだった?」と声をかけてもらえたときは結構いろいろ話をしていたなと思います。本音でぶつかり合うためには、このようなちょっとしたコミュニケーションを毎日重ねていく先にあります。

D(誰と)X(一言交わそうか)と考えながら明日は出勤してみてください。

共立アイコム課題解決部

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