相談のような愚痴

時々お話しさせていただくある会社の営業マンさん。愚痴のような相談のようなお話をいただきました。
朝礼で「当社は、大企業と違って人数的に余裕はない、何が何でもコロナに感染しないように」という指示があったとか。「感染しないように最大限の努力をお願いしたい」じゃないのか?という相談のような愚痴。確かにおっしゃる通りですよね。
昔から言う、野球でいえばホームランのサインを出すようなもの、と言うやつですよね。
と、なんとも言えない朝礼の訓示は棚に上げて。営業でもそれはまずくないかな、と言う一言を聞くことがあります。それは「お客さまが必要としている大抵のことはできますよ」と言う一言。そんなこと言うやついるの?とほとんどの方がおっしゃると思います。が、営業マンさんと同行させていただくとちょくちょく耳にします。

自社製品、自社サービスが優れていることを一言で言い表している上手な表現のようにも感じますし、お客様を安心させる端的なワードのようにも聞こえます。がそう感じているとしたらあなたはどっぷり営業マン側の感覚だと思います。

お客様側に立った時このワードはどのように聞こえているか想像したことはありますか。そもそも「お客様が必要としている」が怪しい。本当にお客様の要望をすべてあなたは把握していますか。あなたの知らない「急遽必要となった〇〇機能」を今日あなたに伝えようと思っていた矢先にあなたが「必要としている大抵のこと」と発言していたら。

今回は必要としているすべての機能をきっちり装備していることが重要だという状況なのにあなたが「大抵の事は」と発言したら。

これ以上はくどくなりますから説明しませんが、気持ちが先走って思わず発した言葉でお客様の信頼を一気に失うことがあります。(という私自身何度失敗してきたことか!)うるさいことを言うようですが気を付けたことが良いときもあります、という「うるさいお話」でした。


共立アイコム課題解決部

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