Season3-omake 付き合い残業という言葉

自分のために勉強する、いろいろな情報に接しておく。このコラムでもその重要性はたくさんお話させていただいています。が、問題は勉強する時間や接する時間について。会社からの業務命令で勤務時間中にこの時間を持つことができればよいのですが、一般的には自己研鑽。ですから、プライベートな時間を使って、勉強したりこのような情報に接する機会をつくったりが多いと思います。だから、熱心な人ほど、時間がいくらあっても足りなくなりそうです。

ところが、相変わらずこのような言葉をよく聞きます「付き合い残業」「上司が帰らないから帰りいにくい」。そしてこれとセットでよく聞くのが「先輩たちが何となく残っているから」という言葉。(こんなのもありました「若手より早く帰りにくい」)

働き方改革うんぬんではなく、流れの早い時代にあってこの無駄な時間は企業の首を絞めることになりかねません。経営者だけでなく、上位管理者、中間管理者、先輩、後輩、ベテラン、新人全員でこの無駄な時間をなくす努力をしないと時代の変化についていけなくなります。

で、ここからが今回の本題。付き合い残業を減らそう!ということをここで訴えているのではなく、付き合い残業が減らないひとつの理由を教えていただいたのでご案内しようと思い、ここからが本題というわけです。もちろん会社や部署などによってさまざまな理由があり、付き合い残業が減らないのだと思いますから、これからの話ですべてが解決するとは言いません。ただ、一つの要因のようではあります、ということで話を聴いてください。

その一つの要因が(一つという割に二つに分かれるのですが)、

「勤務時間前のミーティング」と「勤務開始時間=出勤時間」というものです。

9:00スタートの会社なのに8:30から全員揃っての朝礼やミーティングがある。30分早出手当てがついているのであれば、すっきりと勤務時間を8:30からにすればよいのです。早出の手当てがついていないのはもってのほか。勤務時間を変えずに、既定の時間とは違う時間で業務が事実上始まる。このようなスタイルで時間を管理していると、勤務時間前も後も無意味な居残りが発生しやすいそうです。勤務時間内に効率的に朝礼やミーティングを実施する癖をつけたほうが良いそうです。

もう一つの勤務開始時間=出勤時間というもの。9:00スタートなのに自席到着時間が8:59。もちろん手続き上は遅刻ではないと思いますが、勤務の開始時間である9:00に業務はスタートしないですよね。こういった時間の使い方も無意味な居残りが発生しやすいそうです。

これについては検証したわけではありあませんから、必ずしもみなさんに納得いただけるかわかりませんが、限られた時間を有効に使うほうが生産性も業務効率も上がりそうな気がしますよね。

ついでですが、自己判断で妙に早く出勤するというのも、時間の使い方を工夫しなくなり、全体的な効率を落とすそうです。(妙に早く出勤して読書をする、英会話を習うなどは別ですよ)妙に早く出勤する・・・・実は私もこの話は耳が痛いです。

共立アイコム課題解決部

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