Season3-23 付け足す一言

どんなにビジネスライクなひとでも、人である以上気分に流されることはあると思います。実は超高性能AIを搭載したロボットが受話器の向こうで応対していたというのなら別ですが、一般的にはまだまだそこまでということは無いと思います。だとすると、ちょっとした一言で相手の心を開くこともできれば、ちょっとした一言で相手が横を向いてしまうこともあります。本来は「話し方教室」や「How to 営業の話し方」みたいな本で勉強してもらえばよいと思うのですが、こて先のお話を少しだけさせていただきます。あくまで小手先の話であって、根本的な解決になっていないということはご容赦ください。

せっかくお客様のところにお伺いしてお話させていただく機会をいただいたのに、なぜか会話が弾まない。相手が乗り気じゃないってこと「よくあります」よね。もちろん最善の策は信頼関係を結ぶこと、相手に信用していただくことですよね。ことあるごとにこのコラムでもご説明させていただいてきましたので、ご理解いただいている方も多いことと思います。

が、そんな悠長なことは言っていられないのが営業マン!一気に信頼関係を築きたい、信頼関係を築く時間を短縮したいということもあるでしょう。そんな時に効果がある(と思われる)、付け足す一言を紹介させていただきます。そんなことは解ってる、といった声が多く聞かれそうですが、その点はご容赦ください。(と言いながら実際に使っていない方が多いのも事実です)

その付け足すひとこととは、

・こんにちは

お世話になります、だけで挨拶を始めるより、こんにちはを付けたほうが柔らかくなります。こんな感じです「こんにちは、いつもお世話になっております」。


・お忙しい時間に申し訳ございません

これ、言わない方が意外と多いのですが、この一言で和むこともあります。お忙しいところ恐縮です、と使う方もいらっしゃいますが、「お忙しい時間」のほうが相手を気遣ってる感がありますし、恐縮ですより、申し訳ございませんのほうが親しみがあります。


・何か気になる点はございますか

これは3-20でお話させていただいたので詳細は省きます。これもとても大事な最後の付け足しの一言です。


・さすがですね

これは使い方が少し難しいですが、実績が上がった、数字が良くなったなど大きな成果があった時ではなく、些細な成果に対して付け足すと効果がある一言です。


このようなちょっとした一言を付け加える。これで「ちょっとした以上」の成果を上げることがあります。一日に何十件も回ったり、何十人ものお客様とお話していると、ついついがさつになりがちな会話のキャッチボール。余裕のある時はみなさん上手にお話されていらっしゃることと思います。でも必死の時もこのような一言を忘れない、そんな癖をつけてください。何かが変わるかもしれません。






共立アイコム課題解決部

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