Season3-16 印鑑持って会議室へ

自分の基準を当てはめてはダメ。(自分を基準にしてはダメ)

これは一般的なマーケティングで最初に指導されることが多いポイントのようです。今回これからお話しする内容においては「他人に自分の基準を当てはめてはだめ」は超重要なポイントです。

ある手続きでどおしても印鑑が必要な為、社外の方がわざわざ来社くださったことがあります。そのため当事者の若手社員に「印鑑をもって会議室に来てくれるかな」と伝えて、私はひと足早く会議室に行っていました。雑談をしていると若手社員がやって来て手続き開始、と思いきや、本当に印鑑しか持参していない。筆記用具というかボールペン1本持ってきていない。何のために会議室に行かなくてはならないかは解っているはず。ただ、印鑑が必要とは思っていないかも、と「印鑑を持って会議室に来るように」と伝えたのが私。

まさか筆記用具何も持たず、印鑑だけ握りしめてやって来るとは。それもシャチハタではないのに朱肉も持ってきていない。。。。。


反省しました、私の伝え方が悪かったんだと。普通は筆記用具と・・・と思ったのですが、これは普通はではなく、私の基準では筆記用具と・・・・なわけですよね。もしかしたら私の基準ではなく、私の世代の基準では、かもしれません。いずれにしろ二度手間になりました。私の基準ではなく、その場その状況の基準で私が話をしていれば、二度手間は防げたかもしれません。

なんだかなぁ、と思われるかもしれませんが、自分の基準を当てはめてはダメ。(自分を基準にしてはダメ)これを身をもって体験することとなってしまった報告です。

バカらしいと思われたかもしれませんが、意外とこんなところに仕事の効率化や無駄を省く工夫があるのかもしれません。


それと、マーケティングやブランディングにおいては「自分を基準に」「自分が欲しいものは他人も欲しい」を多いに推奨しています。セミナーなどでこの話をお聴きくださった方の多くも納得いただいたようです。いつかはこの話をここでさせていただきたいのですが、細かなニュアンスまで正確に伝えるため、当面は何らかの機会にお話させていただくにとどめさせていただきます。もったいぶったようですみません。

共立アイコム課題解決部

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