第36回 後輩をダシに使う

後輩をダシに使うというと

最低の先輩だぁ! ひどい奴だぁ! となりますが、

そういうことではなく

後輩をダシに使って先輩も後輩もうまくいく話。


このような連載を続けていたり、

セミナーでお話させていただいていると、

ものすごく面白いし納得してるし、

記憶にきっちり残ったはずなんだけど

なぜか実践の時に思い出せなかったり活かせなかったりなんです。

という相談をいただきます、それも頻繁に。


偉そうなことを言うようで申し訳ないのですが、

話に聞いた、モノの本で読んだという机上の出来事は

実践で活かせないことが多いような気がします。

ここで書かせていただいている内容や、

セミナーなどでお話しさせていただいている内容は

ほとんどが実体験から来ていたり、自分で試したりしています。

こうなると経験がものをいうためなのか

比較的実践でもすらすらといろんな話ができるようになります。


百戦錬磨の営業のみなさんであれば

ぐずぐず考えるよりも先に、まず実践しちゃいましょう。

最初はてこずるかもしれませんが、あっという間に自分のものにできると思います。


とはいうものの最初の一歩が踏み出せないことってありますよね。

そんな時利用したいのが後輩です。

後輩にやらせて、お客様の気持ちがほぐれたら先輩登場!

なんて最低の先輩になってはダメですよ。


そうではなく、

後輩に

「この間の話ちゃんと分かったか? もう一度かみ砕いて説明してあげるよ」

と、いかにも後輩のフォローをする良き先輩のていで、

後輩を指導しながら自分の頭を整理し、しゃべる順番やタイミングをイメトレする。

こんな風に後輩を利用するいことで

後輩の理解も深まるでしょうし、先輩のイメトレにもなります。


まさにタイトル通り

後輩をダシに使う ですよね。


来週からこの新製品を取り扱う、

本日の勉強会ではしっかり話を聞いて明日からの営業に生かすように。

販促ツールはこのパンフレットだ。

なんてことありますよね。


こういう時、よくあるのがロールプレイング、通称ロープレ。

しかしこれって照れや見栄が出てしまってうまくいかないこともしばしば。

そんな時活用してほしいのが

後輩をダシに使う作戦です。

というより、これをやらないと説明会が終わっても

明日からの営業がスムーズにいかない可能性がありますよね。


後輩をダシに使うばかりではなく

隣に座ったひとどおしでもよいですし、

間接部門の人を相手でもよいと思います。


ロープレじゃなくて、来週から扱う新製品についての

「製品説明とお客様にどんな切り出し方をしたらよいか」を

後輩や間接部門の方に説明する。

ロープレじゃないから冷静にでき、かえって頭に入り残ります。


後輩をダシに使う作戦 ご理解いただけましたでしょうか。

ぜひ実践あれ!

共立アイコム課題解決部

0コメント

  • 1000 / 1000