もう一度数字のお話

先日久しぶりに数字の話をさせていただいたところ、

意外にも反響が大きくて驚いております。

みなさまここに毎日書かれていく、

精神論的コツやノウハウにはそれほど興味がなく、

実践的な数字に興味をお持ちのようです。

(実はさみしい・・・)


それでは先日の続き

ではなく

先日のお話のスピンアウト版を少々。


確かに交叉比率が高ければ儲かっている、

という指標にはなります。

交叉比率最低でも100

できれば200を目指したい

なんて。



でも、ここが数字に踊らされないでね、

というポイントです。


比較的多くの人員を配置せざるを得ない総合スーパー、

交叉比率500では赤字になるといわれています。

大げさですが1,000を目指さなくては!

という現実もあるようです。

20%✖50回転=1,000という感じでしょうか。


もう一つ

医薬品比率の高いドラッグストアと

最近の主流になりつつある

食品、日配、雑貨比率の高いドラッグストアでは

まったく目標値が変わってくるようです。

ここには商品特性だけでなく

薬剤師さんの人件費というポイントもあるようです。


昔から言われているカウンセリング化粧品、

最近は価格破壊の波も押しよせているようですが

接客する方=販売担当ということもあり

回転率は低く交叉比率が低くても

それなりの数字で何とかなる。


というように

同じ小売業さんであっても

業種業態によって数字は全く違ってきます。

(正確な数字は専門の資料で確認ください)


小売店さんに営業に行かれる時

どちら系の提案のほうが食いつきがよいのか?

回転を上げる提案

人件費を下げる提案

仕入れを改善する提案

または

交叉比率を上げる提案

どんな提案から入ってみるのか?

楽しく頭を使ってみましょう。


「商売は科学だ」

以前お話しした通り、私の好きな言葉です。


こうやって考えると

商売って科学ですよね。


いや、勘と経験だ!

そうおっしゃる方もいらっしゃいます。

勘と経験だ、と言っているだけでは科学ではないです。

でも、

ちょっとした工夫で

勘と経験がちゃんとした科学になり

とてつもなく貴重な宝になります。


勘と経験のお話はまた改めて。


ところで、

コツやノウハウも好きになってください。

ここではそんなお話がほとんどですので・・・


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共立アイコム課題解決部

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