たまには顔出してよ

前回「人見知りじゃない営業さん」の話をさせていただきましたが、もうひとつすごいなぁと思う営業マンさんのスタイルについてお話しさせていただきます。

それはお客様から「たまには顔出してよ」と声をかけてもらえる営業マンさんです。もちろん訪問先の会社さんで主な商談者(担当者)さんから、たまには顔出してよ!なんて声をかけられているようでは、すごいなぁどころか営業マンとしては明らかに失格だとおもいます。

そおではなく、まったく別の部署のどなたかから「たまには顔出してよ」と声をかけていただける営業マンさんてすごいと思います。

例えば、銀行の営業マンさんが経理担当者さんや経理部長から「たまには顔出してよ」と言われているようでは・・・・ですが、銀行の営業マンさんが商品部長さんから「たまには顔出してよ」と声をかけていただけたら、という感じです。

こんな話をさせていただくと、直接営業に関係のない部署の人の無駄話に付き合うほど暇じゃない、世間話に付き合うなんて時間の無駄だ、とおっしゃる方もいらっしゃいます。

確かにその通りかもしれませんが「たまには顔出してよ」と声をかけていただけたらそれが社交辞令であっても堂々とお邪魔することができます。(そんなうまい話はめったにないかもしれませんが)すると、商品部長さんもなんとなくうれしくなって「今度〇〇を初めて仕入れてみようと思っているんだ」なんて情報をくださるかもしれません。これって資金調達の需要があるかもしれない事前情報じゃないですか!

逆にふだん商品部長さんと商談している営業マンさんに経理部長さんが「たまには顔出してよ」と声をかけてきたら「最近〇〇部長はこんな商品がないかって困っているみたいだよ」なんて情報をぽろっと話してしまうかもしれないじゃないですか。

というわけで「たまには顔出してよ」ってあちこちから声をかけていただける営業マンさんてすごいなぁって思うわけです。もちろんそんなにうまい話めったにないよ!という大きな声もわかります。でも、ライバル会社の営業マンさんがやっていたらどおしますか?

ところで担当外の部署の人から「たまには顔出してよ」って声をかけてもらうにはどおすればよいの?については改めさせていただきます。あ、「人見知りじゃない営業さん」というのはひとつの条件だと思います。

共立アイコム課題解決部

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