第6回 DXって何をするの? 3

どうでしょうか。御社の状況が少し見えてきましたでしょうか。

なんのこと?という方は、ぜひ、第4回、5回を閲覧頂き、面白ければまた来てください。

さて、どうでしょうか。どんな課題やDX風土が見えてきましたでしょうか。

私独自かもしれないですが、大なり小なりデジタル化の状況や、決裁者のリテラシー、中心となるチームビルディングの可能性、データや数値を見る文化などを見て、御社がこれから取り組もうとしているDXへの本気度=DX風土としてご提案させていただくサポートを段階別にしています。明確な定義はないので、本当に経験値からの判断になるわけですが、気になる方はぜひお声掛けくださいませ。

例えば、DXを「業務のデジタル化」と捉えている場合、たどり着くゴールはSaaS系のサービスの導入や、Googleワークスペースなどの業務系のツール導入で終わりです。その後の活用は社員の努力次第。やる気とリテラシーが高い人は活用しますが、「共有知」とするのは、人一倍苦労が発生します。特にここでは若い世代と年配の世代のギャップが露呈しやすいところです。

一方、DXを「デジタル技術を活用して、本業*デジタル=新たな市場や提供サービス」と定義している場合、どうなるでしょうか。現在の市場調査、競合分析、そしてデジタル技術の理解、新たなソリューション・商品開発、デジタルを活用した販路開拓など、売上に直結するDXが始まっていくわけです。その過程では新たなことにチャレンジするわけですから、今の業務を棚卸し、然るべき人のタスク効率化しなければならなくなる。結果として、社内のシステム、フローにも目が向いていき、先述のSaaS系のサービスや生産性を高めるグループウェアの導入にも至ってくるわけです。

違いに気づきましたか?「目的と手段」が入れ替わっているのです。そしてこれが多くのDXにチャレンジしようとする企業様で起こっております。もう一つ、次に何をするか見えてきましたか?そうです。市場調査と競合分析、そしてデジタルの情報収集です。

ここまでくればあとは一度はやったことのあるSWOTや4C分析に始まり、施策の立案、リソースの確保、予算案作成、ビジネスパートナー選定と御社のDXが進んでいきます。

言うは易しですが、このブログが御社のDX(=売上拡大)を一歩進めるお役に立てれば幸いです。


by 智Suzuki

共立アイコム課題解決部

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