銀行員さんからの質問 続き×3で「遠方に知り合いの多いお客様」とお話させていただいたところ、もう少し具体的に説明しほしいと複数のリクエストを頂きました。以前もここでお話したことがありますから、同じ話、と思った方は今回は飛ばしてください。
古くは渥美俊一氏が主宰していたペガサスクラブがわかり易い例だと思いますが、一部の経営者さんはアメリカのスーパーマーケットを見学、研究して日本に持ち込み「今までにないサービスを提供する販売店」を運営して成功をおさめました。今までにない!日本初!なんて便利なんだ!となり、その販売店は大いに繁盛し事業を拡大していきました。しかしこれって日本では初であっても、アメリカのマネだったわけで世界では初ではなかったわけですよね。
アメリカと日本では話だ大きすぎる!と言われるかたもいらっしゃると思いますが、大阪にあって東京にないでも良いですし福岡にあって東京にないでも良いわけです。
あなたのお客様がまだ得ることのできない情報であれば、隣町で成功している情報だって良いのです。何も地球の反対側で起きていて、日本人はまだ誰も知らない情報じゃなくても良いのです。
あなたが「あなたのお客様が情報を得やすいエリアの外の情報」をたくさん持っているのが一番良いですが、なかなかそうはいきませんよね。全国に支店がある会社さんならこういった情報は集めやすそうなんですが、お話を聞くと意外と縦割りでうまく情報は集まってこない模様。だとしたら、何故か全国の比較的隠れているけど面白い情報を持っている方と知り合いになるのが手っ取り早いです。
比較的あちこちに出張しながら営業されているかた、協会や研究会などに所属していて全国あちこちで会合がある方などが都合よいです。(ちょっと失礼な物言いですみません)
最近はインターネットという、境も距離感も取り払う情報ツールが有るため、お客様が知らない情報って集めにくいです。が、こんなときこそアナログが役に立つかもしれません。なぜならあちこちに行っている方ってなぜか、玉石混交の情報から玉を上手にかぎ出す力があるような気がするからです。あなたにあった情報を惜しげもなく教えてくださる可能性が高いからです。
まとめると
Aさんにアプローチするとき、ある情報をお届けしたい。
その情報は日本でまだ誰も知らない情報である必要はありません。
Aさんの役に立つAさんがまだ知らない情報であればよいのです。
で、そんな情報はどこにあるのか。
意外と遠隔地に当たり前に転がっていることがある。
だから遠隔地の情報をたくさん持っている方と知り合いになっておく。
これが今回の解説です。わかりにくいですか、すみません。
次回はもう少し役に立ちそうなお話をさせていただきます。
ちなみにペガサスクラブの私が思いつく会員企業さんですが(敬称略で)ダイエー、イオン、ニトリ、マツモトキヨシ、すかいらーく、アルペン、ダスキン・・・さんなどでしょうか。すでに古い教えとおっしゃる方も多いですが、参考までに。
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