銀行員さんからの質問 続き×3

「人の褌で相撲を取る」という手っ取り早い(ちょっと手抜きな感じですが)方法の実施策をお話しさせていただきました。そしてその最後に「もう一つの方法」をいつかお話しさせていただきます、と示させていただいたので今回はその「もう一つの方法」についてお話しさせていただきます。

それは、何はともあれ情報を持っている人と親しくなることです。

最初に狙いたいのは(銀行さんの規模にもよりますが)行政関係の方と仲良くなる、です。市役所の経済やマーケティング関連、最近ではICTやDX関連部署の方と懇意になると意外に重要な情報を得られるようになります。もちろん行政機関としての情報もそうですが、いろいろな前向きな会社の皆さんは案外市役所に相談に行っていることがあります。そのため、そのエリアの民間の新しい情報を得られることがあります。行政が絡む(主催だけでなく市役所の方が参加している勉強会なども)集まりに必ず顔を出す、などは面倒くさいですが結構重要です。実際に私自身が顔を出しているとある銀行の営業マンさんにはよく会うのに、まったく顔を見ない金融機関さんもあるといった具合。情報交換は自然とこういったところでよく会う方とするようになります。市役所だけでなく都道府県庁、商工会議所、インフラ系の会社などが同じ感じです。

もう一つ狙いたいのは「遠方に知り合いの多いお客様」です。注意したいのは全国に支店を持つ会社、ではないということです。(悪くはないのですが、こういった大きな会社さんて意外とセクト主義だったりすることがあり、情報がないことが多いです)あなたの周りやお客様のなかに、なぜか全国に情報網がある、知り合いが多い人っていませんか。こういう人とぜひ仲良くなってください。なぜか?このコラムでは何度もお話しさせていただいていますが「東京で知られていない福岡での成功事例はめっちゃおいしい情報」だからです。福岡では当たり前のことでも東京で知られていなければものすごく価値のある情報なのです。アイデアのパクリではなく事実をお伝えするのですから「札幌では・・・らしいです、なのでここ大宮でも」は貴重な情報です。こんな情報をお持ちの方と懇意になっておく、これ貴重です。

「人の褌で相撲を取る」もう一つの方法は意外と穴場な行政関係者、広いエリアの情報を持った方と懇意になる、でした。荒唐無稽のような話に感じるかもしれませんが、意外と効果的な情報が得られますよ。




共立アイコム課題解決部

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