Season4-7 漢字の場合は?

前回アルファベットの3文字熟語についてお話させていただいたところ、今度は日本語というか漢字について質問をいただきました。四字熟語や故事成語ではなく略してある場合についてです。例えば東京証券取引所を東証、公正取引委員会を公取、といった具合に略して使う場合のことです。

ありきたりの返事しかできなくてすみません。その場が専門家の集まりであって、誰もがその言葉を正しく理解しているのであれば、使ってよいと思います。時間の節約にもなりますし、話に勢いもつくでしょう。

しかしその言葉が、ある専門家の集まりであっても、専門外の言葉であるとしたら使うべきではないかもしれません。これは漢字だから、日本語だからではなく、エビデンスやコンセンサス、アジェンダと一緒だと考えればよいと思います。

良く「それくらい知っていて常識だよ」という人がいらっしゃいますけれど、そんなこと言うあなたこそ非常識では?と思います。これには明確な理由があって

「知っていて当たり前レベルの言葉かも知れないけれど、その言葉を使うことによって無駄な時間が発生したり、活発な発言を阻止している可能性がある」

からです。知っていて当たり前、常識、かっこつけるな、鼻につくやっつだ、ではないです。無駄な時間が生まれたり、発言を止めてしまっている可能性があるから使うべきではないのです。このように明確な理由から日本語であってもカタカナ言葉であっても使うべき状況であれば使えばよいですし、つかうべきでない状況では使ってはいけないということです。

話がそれてしまいました。確かに営業マンだろうと販売員さんであろうと社会人である以上知っておいたほうが良いものはあります。相手、つまりお客様がそのような言葉を使ってお話しされるかもしれませんから。でもあなたは可能な限り使わずに話を進めたほうが良いと思いますよ。あなたは営業マンですし相手は感情を持った人間ですから。


ありがちな「アジェンダの順で、マタハラ対策についてアポが取れた件からです。」ってこれ何語の文章?



共立アイコム課題解決部

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