Season3-12 無理を見極める

努力なしに、工夫なしに、粘ることなしに、支援を求めることなしに「できませんでした」は営業マンとしてダメだと思います。ただ、どうやったって無理なこともあるじゃないですか。その無理を追いかけて、ただただ時間だけ浪費して、疲れ切って、成果の無いことを責められたら・・・・。悲しいかなサラリーマン営業マンにはありうる場面ではないかと思います。もちろん天才が超人的に努力して、神風でも吹けば別ですが私のような凡人にはできるはずもなく。


無理を見極めることってとても大事で、その無理のために時間と労力を使うくらいなら別の目標やゴールを設定したり、違うやり方を模索したりする時間に使ったほうがよほど効率的で生産されるものも大きくなります。気をつけてください、単純にすぐにあきらめろと言っているわけではないですよ。ここを間違えて勝手な解釈をされると身もふたもないです。


どのようなことが見極めるべき無駄かというと、これを読んでくださっている皆さまの立場や状況、使命によってポイントは様々なので、行政に例えてお話させていただきます。というと難しそうですが、そんなことはなく。

あちこちの市町で人口減少を食い止めようと、移住、出産支援などに力を入れています。でもこれって(異論反論あると思いますが)、日本全体の人口が減少し一極集中が避けられない状況では、自分の市町だけ人口を増やし続ける施策って無いんじゃないかと思うんです。税金をがっつり投入して一時的に増やすことができても民間でいう費用対効果はどおなんだろう、いつまでも税金をよその市町よりも投入し続けられるだろうか。

「自分の市町は絶対人口減少させない、という施策を新たな少ない予算投入で実施しろ」というゴール、これって簡単に見極められる無理ですよね。(やってる市町が多いですが)

ではあきらめてこの話は終わりにするのか、というわけにもいかないとすると、どおすればよいのか。別のゴールを設定しなくてはならないわけで、それが

「今のペースで人口が減少しても幸せにくらせる市町であるように予算内で対策しろ」というゴールのほうが可能性はありますよね。


上のふたつの違い、わかりますよね。最終目標設定の違いです。


何が最終目的なのか、そのためのゴール、実施すべきは何なのか。これらを考えてから無理なものは無理、とはっきり言うのも悪くないと思いますよ、それが上司であろうと社長であろうとです。

無駄な無理対策は幸せになれませんから。ただし、ただのあきらめではないですからお間違えなく。


共立アイコム課題解決部

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