Season3-7 聞いたほうが良い

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ということわざがありますが、これ、今更ながらに再認識したほうが良いと強く感じています。話すほうも聞くほうも!

なぜこんな話を今するかというと、在宅勤務を「わかった、出勤せずに電話でやり取りするからテレワークっていうのか!」という話を聞いてしまったからです。出張帰りのサラリーマン、若手とはいえ決して新入社員という年齢でもない雰囲気。今朝の上司の話にあったテレワークのことを新幹線の中で大きな声で話していて。なんとも残念な状況に今回ここに書かずにはいられなかったのです。


解らないことは流さずに確認する、質問する、こんな当たり前のことがここ数年、特にないがしろにされている気がします。何かの機会に私がお話させていただいた時「あ、この子達きっとわかっていないな」ということがあって質問を受け付けても決して聞いてこない。だからと言って調べる風でもない。できるだけ簡単な言葉で、一般的な単語で話をしていたつもりでも、です。(私の話のレベルが低いことは棚に上げます)

お付き合いのある会社さんで、朝礼や打ち合わせに同席することがあります。そこで社長様のお話を聞いている社員さんたち、明らかに話の内容を理解していないなという時があります。しかし絶対に質問しない、確認しない。案の定次回の打ち合わせの時に社長様のカツが飛びます。

あなたの会社ではそんなことないですか、というよりあなたは大丈夫ですか。


質問しないのには訳があると思います。面倒くさい、恥ずかしい、自分には関係ない話だ。言ってみればタイムカードtoタイムカードで出勤して、それなりに与えられた作業をこなしていればよい、だから社長をはじめ上司の話なんかどおでもよい。乱暴に言ってしまうとこういうことでしょうか。これは明らかに時間と経費の膨大な損失です。


このような状況になる要因の一つは、社長様はじめ話をする側にもあると思います。「私の話はわかりやすく理解しやすいはずだからみんな分かっている」なんて思いあがってはダメ。わかったのか、わからないのか「その場でその時に」確認しなくては。それも高圧的だったり恥をかかせるようなこともダメ。5分話をするのではなく、2分話をして3分確認するくらいの気持ちで。5分話をするところを2分にするのですから、相当簡潔に要点だけを話す必要があります。(ここが超大事な点です)


タイトル通り、話をする側も、話を聞く側も聞いたほうが良いです。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ということわざを、今更ですがと注釈をつける時代なのかもしれません。話す側はとにかく簡潔に要点を押さえて。聞く側も理解する気持ちと質問する癖を。年寄りの戯言のようでしたが、意識せざるをえないと腑に落としましょう。


共立アイコム課題解決部

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