第48回 情報提供時の注意

このコーナーでは前回(第47回 表面と裏面)をはじめ、

あらゆる機会に情報提供の重要性をお話させていただいています。

今更くどくど言いませんが

面談では相手に8割しゃべらせろ、

yes・noではなく文章で答える質問をしろ、

なんて言うような指導者やコンサルさんはもういないでしょうが、

情報を得るには「いかにこちらが情報を出すか」ですからね。


情報を得るにはいかにこちらが情報を出すか。

絶対忘れずに

座右の銘ではおこがましいので座左の銘くらいにしておいてください。


今回は情報を出すにあたっての注意点をひとつお話させてください。

情報を出して情報を得るとき、

相手があなたのことを警戒していたり、その場が緊張したりしていると

なかなか情報は引き出せません。

だからと言って、やってはいけないこともあるので注意してください。


まずこちらの情報を出す。

相手とお話をしているとき、

明らかにあなたが情報や話題を提供しているタイミングとしましょう。

この時やってはいけないこともあるので

やってはいけないことについて少しだけ情報を提供させていただきます。


ABC販売さんは今年のキャンペーンで・・・・

DEF市では〇〇補助金が出ることになったそうですよ・・・

なんて話しているとしましょう、

この時に

ところでDEF市の補助金総額ってどれくらいだと思いますか?

なんて、会話を弾ませたくてつい言いがちですが、

これってあまりやらないほうが良いです。

(こちらからの質問です)


すぐに答えを自分でいうのなら良いのですが

ところでDEF市の補助金総額ってどれくらいだと思いますか?

>>どれくらいだろう?

意外と多くて案件あたり2,000万円だそうですよ。

となるのであれば良いですが、


ところでDEF市の補助金総額ってどれくらいだと思いますか?

>>どれくらいだろう?

だいたいで良いですよ、いくらくらいと思いますか。

>>うーん、見当もつかないなぁ

感で結構ですよ。

というのは絶対だめです。

盛り上げるつもりだったのかもしれませんが、

真逆の結果になることのほうが多いみたいです。


注目したいのは

ごくわずかだとしても、仕事や社会的知識に絡んでいること。

直接の仕事でなくても、

社会的常識や知識ほどとはいかないまでも、

質問された相手は

「超頓珍漢だったらどうしよう」

「恥はかきたくないな」

「今後なめられたらどおしよう」

と多かれ少なかれ警戒したり緊張したりすることになりがちです。

ようはプライドを傷つけられたくないというもの。


この文章を読んでくださっている方の中には

「そんなことで! 私は全然平気だよ」

とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが

それはあなたの感覚。

相手はどのように感じたり思っているかわかりません。


場を盛り上げようとしたはずが

一気にあなたを好みでないグループに色分けしたかもしれません。


乃木坂48のなかで私お気に入りは誰でしょう?

こんな質問であればよいですが、

かすかでも仕事に絡んでいたり、

社会的な話だった場合は十分に注意してくださいね。


情報を出せ出せ、

相手の信頼を得るにはまず盛り上げて、

というような話で発破をかけすぎてきたため

ちょっとだけ注意事項の伝達でした。

今回は何となくご理解いただければ幸いです。





疑問質問反論なんでも結構です。

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