おせちもいいけどカレーもね!
1971年ハウス食品さんククレカレーの
CMで使われた秀逸なコピーです。
で、なぜ今これを?????
40年以上も前のコピーですけれど
言い換えるのにこんなに都合の良いコピーも
なかなかないなぁ~と感心した、
昔懐かしむおじさんの懐古でした。
自動車だとmini 86 スープラ・・・、
カシオのG-SHOCKじゃない初代デジタル腕時計、
地下鉄銀座線開業当時のデザインや雰囲気車両。
などなど復刻ブームですから、ちょっとあやかって
「おせちもいいけどカレーもね」に乗っかります。
で、
「数字もいいけど目的もね」
今日のお話はこれ。
最近多い話の流れ。
御社の設定した一次商圏の人口は8,000人、
2次商圏の人口まで合わせるとおよそ25,000人。
この中で人口伸び率は1次商圏が微減ですが・・・
しかしヤングファミリー層は駅に近い1時商圏に約30%・・・
可処分所得の違いはわずかですから・・・・
以上のことから2次商圏にまで対象を広げ・・・
広く薄くよりも1次商圏に集中して・・・
商品回転率だけにとらわれず・・・
粗利率も考慮して交叉比率250をベンチマークとします、
そしてこれに沿った販促を。。。。
こんな感じ。
数字に弱い日本人には効果てきめんです。
頑張りますから買ってください、
汗流しますからもう一声
気持ちを買ってください。
といわれるよりは
数字をきちんと並べていただいたほうが
よほど説得力がありますし
買うほうも納得して気持ちよく買うことができます。
ただ、
残念なのはここから。
お客様の目的を見失っていることが多いのです。
お客様の目的(小売りと売るなら)
より収益を上げたい
そのためにたくさん買ってほしい
だからこの店の良さを分かって欲しい
そこで多くの人に知っていただきたい
みたいな感じになります。
で、先ほどのように数字的根拠を示し
2次商圏まで広く浅く告知するのではなく、
ターゲットの多い一次商圏に集中しましょう。
単に安売りするだけでなく、
スリーラインをバランスよく展開し
ミドルアッパーにも来ていただきましょう。
とかなるわけですよね。
これはこれであっているとします。
ところが(ここからは半分実話)、
店長さんの考えは違ったのです。
より収益、売上、来店者数、認知を上げたい。
ここまでは同じなのですが
すでにある程度認知された一次商圏の
ミドル~アッパー客層を増やすのではなく、
知名度はまだないが
駅に向かう単身者が多い2次商圏エリアから
新たな客層を取り込み
これら純増客で・・・・・・・
だったのです。
数字を持って店長さんに提案した姿勢は立派!
ただ残念ながらスタートする前の方向性が
店長さんの考えと違っていましたね。
これって、意外と多い事例なのです。
(相談受けているとここに行きつくことが多い)
ひとえにコミュニケーション不足
ではなく
信頼度不足です。
ここまで美話をさせていただけるのであれば
きっと、それなりにコミュニケーションはOKのはず。
ほんの少し残念で足りなかったのは
店長さんと同じレベルのマーケティング力。
これは勉強して勉強して
経験して経験するしかないです。
2019年は一生懸命勉強しましょう!
と話がずれてしまいましたが、
いろいろな知識を頑張って身に着けて
「数字もいいけど目的もね」
と言われないように頑張りましょう!
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