全社員が経営者感覚

ひとりひとりが経営者感覚で!

この言葉の意味については賛否両論あると思います。

今日はこの文言の持つ意味について

検討していこう!

ということではなく、


見る角度、立場、利害関係などによって

とらえ方が変わってくる

ということを説明する!

わけでもありません。


今日は

どんなに良い指示であっても

いざ自分に関係してくると

まったく共感(理解)されないことがある、

それどころか

反発されてしまうことがあるというお話です。


その最たる例が

ひとりひとりが経営者感覚で!

という言葉ではないかと思います。


当事者、部外者にかかわらず

誰が聞いても、誰が指示を受けても

適確な良い指示だ!とされる指示があります。

ところが、いざ自分に向けられた指示だとわかったとたんに

聞こえないふり、理解しない、やりたくない、嫌だ

に変わってしまうことがあります。


経営者の間隔なんてわからない、

会社の利益より自分の懐が大事、

営業車より自分の車に気を遣う、

会社を守るより家族を守りたい。


こう考えている、ごく一般的で当たり前の従業員に

経営者感覚で!

と言ったところで、きっと聞く耳は持ちません。

それどころか、何を言ってんだ経営陣は!

となるのが普通の流れでしょう。


ひとりひとりが経営者感覚で!

という指示、方向性、経営ビジョンは間違っていません。

伝え方が間違っているのです。


子供と遊ぶ時間をたくさんつくるために早く帰ろう、

家族のために給料をたくさんもらおう

家族を守るために、会社がうまくいくようにしよう

会社がうまくいくには利益を出さなくては、

会社の利益は社長一人で作るものではない、

会社の指示をきちんと守って無駄をなくして仕事して、

一生懸命工夫をして、頭を使ってさらに効率よく仕事して

子供と遊ぶために残業を減らして

利益が出るように営業して給料を上げて

家族に喜んでもらおう、

そのために会社も守らなくては。。。。


これではじめて、経営者感覚と同じ意味になります。

子供だましだ、うちの社員はもっと理解している!

とおっしゃる社長さん

あなたの会社の常務は、専務は取締役全員は

会社のために全てを投げだせますか?

多分先に家族を守ることと思います。

であれば一般従業員はなおさらです。


ひとりひとりが経営者感覚で!

という指示内容は間違っていないお思います。

ただ伝え方が間違っています。


立場が変わるととらえ方が変わる

立場が変わるということは、こんな生やさしいことではないです。

立場が変わればとり方は真逆にもなる!


ベテラン経営者様から立て続けに同じような話を聞くことがあり

ちょっと気になって今日の記事を書かせていただきました。



共立アイコム課題解決部

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