気軽に話ができますか

あなたは、あなたのお客様と気軽にお話ができますか。あなたのお客様の企業規模にもよりますが、代表取締役社長、副社長、専務、常務、役員、執行役員、本部長、部長そして担当者様の上司と気軽にお話ができますか。気軽にというのはなれ合いでとか、ため口でとかいうのではなく、ふとすれ違った時に黙礼するだけなのか、お世話になっておりますと声を掛けられるのか、こんにちはとあいさつできるのか、最近どお?なんて声をかけていただけるのか。少なくともすれ違っただけであなたが誰か認識してくださっているレベルのことです。(〇〇株式会社の〇〇担当の〇〇君だな、くらいまで)

メガバンクの頭取、プライム上場企業の代表者様とのお付き合いのレベルでここまで行くのはとてつもなく大変なことだと思います。できればあなたのご面談、ご商談宛の上司の上司とは、最近どお?なんて声をかけていただけるお付き合いができると良いですね。

で、それはなぜか・・・

MA、インサイドセールス、在宅営業といったスタイルやツールによる営業が幅を利かせ始めています。もちろん何度も言うようにこれって効率が良いですし、今後の一般的なスタイルになっていくのかもしれません。絶対にこれらを否定するつもりはありません。さらに言うと気軽に話ができるようになるにはそれなりの時間も使うし、かなり気も使わなくてはならないから嫌だなぁという声もわかります。「ツールや仕組みによる営業賛成、どぶ板営業は嫌!」は、わかりますよ。

ただ、このやりかたって価格競争に入っていく可能性が高い気がしています。お客様はツールを使ったあなたからの提案を受けると、ツールによる営業に抵抗感がなくなり一気に複数の会社からの提案を受けようとします。となると必然的に価格競争に入っていく可能性が高まります。


時間をかけて信頼関係を築こうとしているうちに、ツールを使った営業に先を越されてしまった!なんていったら本末転倒。ですからツールを使った営業は否定しません。今回お話ししたかったのはそのあと、何とか入り込めたらあなたのご面談、ご商談宛の上司の上司、可能であれば代表取締役から最近どお?なんて声をかけていただけるお付き合いにまで持って行ってほしいです。ホームページや物の資料にある情報から営業を仕掛けるのではなく、外に出ていない情報から提案をし価格競争の少ない(または無い)受注を目指したいというのが本音ですよね。というわけで「気軽に話ができますか」という問いかけの回でしたがお分かりいただけましたでしょうか。

ちなみにお酒の席を増やすばかりが気軽に話をする方法ではないですからお間違いなく。酒席やゴルフ無しでも声をかけていただけるようになる方法はたくさんありますよ。

共立アイコム課題解決部

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