自社に熱心な営業さんは・・・

ホームページがリニューアルされイメージ一新、今までと全く違うテイストになりましたのでこのコラムでお伝えする内容もパワーアップしていければと思っています。内容のリニューアルはできなくてすみません、相変わらずな内容が続きます。

今回のタイトルにある「自社に熱心な営業さんは・・・」ですが、・・・の後に何が続くと思いますか。はっきり言います「結構迷惑」がここに入る言葉です。「自社に熱心な営業さんは結構迷惑」というのが本音のタイトルです。

普通は熱心な営業さんは歓迎されます、お客様にもご自身が所属する会社でもよい営業マンさんという評価になると思います。ただ、この熱心に、自社にという単語が付くと話は変わってきます。良い営業マンさんという評価が一転、結構迷惑な営業マンさんという評価に代わってしまうことが多々あります。え、それってどんなこと?という声が聞こえてきそうなのですが具体的な例でご説明させていただきます。

お客様 :おたくの新製品もなかなかよさそうだね。

営業マン:はい、私が言うのもなんですが当社最大のヒット作になると思います。何しろ〇〇機能搭載で・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんですから。

お客様 :確かにいいね。ただ最近は細かい作業を要求されることが多くてね。B社の新製品はずいぶん軽くなったって聞いていてちょっと気になるんだよね。

なんて会話って普通にありますよね。

ここで自社に熱心な営業さん岐路です。

営業マン:そおなんですか、B社の新製品のことはよくわからないですが弊社の新製品は〇〇機能で細かな作業も本当に得意なんです・・・・・

と返事。この返事ってどう思いますか。作ったような話ですが、実際にこれに近い返事をする営業マンさんて本当に多いですよ。

せっかくいろいろ勉強したり調べたりするのであれば、自社製品だけでなく、競合の製品について、市場全体についても意識して欲しいです。先ほどのような返事では、お客様は得たかった情報を得られず時間だけ浪費してしまいます。イコール結構迷惑な営業マンになってしまうのです。せっかく熱心なのにとても残念。

できれば:はい、B社の新製品は弊社の製品より300g軽くなっています。しかし弊社では〇〇レバー採用と〇〇機能搭載で300gより格段に操作しやすく疲れにくいです。

といった競合を認識したうえで自社製品を勧めているんだよ、といった言葉が欲しいですよね。

なぜ今回こんな話をさせていただいたのか?

新入社員さんを迎えてロープレで研修をされている会社も多いことと思います。そのロープレでいつも気になるのが自社のことばかり勉強させてロープレに臨ませている姿。先輩社員さん、人事担当者さん、ちょっと見直していただけるといいですよ。というわけです。



共立アイコム課題解決部

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